理想の女性像
先日、嫌々ながらも会社の飲み会に参加した。
何が嫌って、次の日に酒が残ってバイクで気持ちよく出掛けられないのが嫌だ。
それに、本社にほとんどいないのに、本社の人と喋ることなんて、無い。
というのをおくびにも出さずに鉄仮面でやり過ごすこと1時間半。
そろそろ終わりだろう、という頃、ある女性社員にこんな話を振られた。
「どういう女性が好みなんですか?」
まず間違いなく他意はないのだろうが、しかしなんだってそんなものをネタに選んだのだろうか。
まあ、思惑はどうでもよかったし、僕がなんと答えたところで何かが起きようはずもない。
いつもの通りに答えておく。
「そうですね。常識のある女性がいいですね。できれば良識と、愛嬌のある女性がいいです」
こう答えるとたいていの場合、容姿の方向に話が流れるか、あるいは気の無い「へぇ……」で終わるのが常なのだが。
彼女はなぜか、もう少し具体的に、と言ってきた。
僕が少し考えてから、
「道の端が歩けて、科学のニュースについて話し合えて、MT車が運転できる女性」
と答えると、
「あ、それはムリですね」
と笑顔を向けられて、あっさりと次の話題へと移っていった。
ムリってなんやねん……。
機械式腕時計
今月で3度目の年男だから、というわけでも、頑張った自分へのご褒美、と言うわけでもないのだけれど、ついに、ついについに、前々から気になっていた機械式腕時計に手を出した。
出してしまった。
ORIENT STAR のスケルトンとまでは言わないけれど、シチズンの CLUB LA MER くらいは……などと、AMAZONさんとにらめっこ。
画像だけで比べるのは危険だと思うけれど、針や文字盤ひとつ取っても、意外に自分はこだわりがあるのだと実感する。
で、選びに選んで、手を出したのがこれ。
ツェッペリンの7662-2N。
やばい。
超カッコイイ。
正直、付けてるのが俺っていう時点で時計本体にに申し訳なく思ってしまう程度には超カッコイイと思ってる。
ベルトが短いってAMAZONのレビューにあったけど、確かにちょっと短め。
手首の周囲がおよそ17cmだと、最後から2番目くらいの穴でちょうどいい感じ。
蓄光塗料を塗った針や文字盤。
リューズを回すと、いかにもゼンマイ巻上げてます、って音がする。
末長くお付き合い頂ければと思う所存。