愚者の能書き

愚か者が愚かなりに考えたことを記録する

「女性が男性を食べる世界」を読んで思ったこと。なら何故こんなに自衛意識が低いのか。

意外と真剣に職場に女性の裸体ポスターを貼ることがどうしてセクハラになるのかがわからない。
どうも、俺です。

いや、わざわざオフィスに萌えポスターだのお姉ちゃんの裸ポスターだのを貼ったりしませんけどね?
それ、セクハラって言われちゃうんだー、みたいな。

なので、ちょっとこれが気になって読んでみました。

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このまとめの感想も。

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これらのまとめの元となったブログも読んでみた。

ninicosachico.hatenablog.com

感想

たとえ話ではなく思考実験ということで、現実での男女逆転とはまた少し違うのでしょう。
しかしながら、この思考実験の真の目的は、普段感じている恐怖を、なんとかして伝えたい、わかってほしい、そういうことかと。
予期せぬ相手に性的対象に思われることの「気持ち悪さ」=予期せぬ相手に食料と思われる「恐怖」。

うん、クレイジー。
世紀末ヒャッハーな世界だな。

で、素直な感想なのですが。

ここまでの恐怖を感じているのなら、なぜ常に備えていないのか、と。

恐怖を感じていても外へ出て色々しないと生きていけないのなら、なぜもっと備えないのか、と。


なぜ周囲の音を遮るイヤホンなんぞしているのか。
なぜ周囲の気配を探らずにスマホでゲームなんぞに興じているのか。
なぜ走って逃げるのに適当でない格好をしているのか。
なぜ走りにくいヒールを履くのか。
なぜ走りにくいタイトな服装をするのか。
なぜ走るとパンツ見えちゃうかも、なんて気にしないといけないスカートを履くのか。

我慢こそがオシャレ、なんて冗談が通じる世界じゃないだろ。

痴漢被害が自慢話だと思う男

男は基本的に、見栄と自慢と報告以外の話はしません。
まあ、あくまで自分と自分の周囲の男の話でしかないんですけどね。

男は、自分が受けた恥辱の話なんて、人には話しません。
それを話すことで楽になるとも思わないし、共感や同情を得たいとも思いません。

人は何かを考える時、自分を基準に考えると思うのですよ、普通。
なので、女性が痴漢にあった、という話をすると、自慢か、と思うわけですよ。

これが警備とか、そういう仕事の場面で出た話題ならまた別の反応になると思うんですけどね。

エロい格好しているから痴漢に遭うんだ、という人は痴漢じゃない

痴漢と痴漢しない男の違いは色々あると思うのですが、逆に、基本的な共通点として、性的な抑圧を抱えている、ということがあるかと。

男は、と書くと、主語を大きくして勝手に巻き込むな、と怒られそうなので。

自分は、女性の胸を見てもお腹を見てもお尻を見ても足を見ても興奮します。
服を着ていても着ていなくてもです。
ただ、着ていない方が、薄い方が、短い方が興奮の度合いは強いですね。

で、興奮すると、性的欲求を発散したくなります。
がしかし、公共の場で、しかもそういうことに同意を得ていない相手に向かって発散すべきではないと思っているので我慢します。

そりゃあ、お前が勝手に見て勝手に興奮したんだろうが、抑圧とか言うな、というのはまあわかります。
本能とかwww ってのもわかります。

わかりますけどね。
お前らが挑発するような格好しとるんが悪いんじゃあ、とも言いたくなるわけですよ。
だって、見たら反応しちゃうんだもん。
視界に入れば認識せざるを得ないわけだし。
床だけ見て生きていけるわけでもないしね。

で。
痴漢と痴漢しない男の違いなんですけどね。

痴漢は我慢しないで発散することを選んだ人間です。
性的欲求を、もしかしたらそれ以外の欲求も。

そういう人間にとって、大事なのは「保身」です。

よく痴漢の話に出てきますよね、その女性がエロいかエロくないかではなく、騒がれるかどうかで痴漢をするかしないかを決める、って。

痴漢は、もう我慢することを止めた人間です。
もしかしたら、抱えた性衝動、その原因はどうでもよくなっているのかもしれません。
一度箍を外したが最後、もうきっと止まらないのでしょうし、止められないために保身に走るのでしょう。

でも、痴漢しない男は違います。
我慢しているからこそ、エロさメーターが振り切っちゃった人間が痴漢すると思っているのです。
……たぶん。

だからってひどいこと言っていいわけじゃないんだけどね

色々と言い訳っぽいことを書き連ねてきたけどね。

ひどい目にあった、ってそう言っている人に、自慢だろー、とか、エロい格好してるからそんな目に遭うんだ、なんて言うのはねえ、ひどいよね。

男だって、全員が痴漢予備軍と思われるのが不快なわけですよ。
お前ら全員痴漢なんだから死ねよ、と言われればカチンときますよ。

で、じゃあ痴漢に遭った女性ってどうなんだ、と。
とかく原因を探しがちな男性ですが、どんな犯罪であれ、被害者が一方的に悪いなんていうことはないわけで。

となれば、そういう話をされたら慮ってやるのが人情ってもんじゃないのかと。

最後に

男は我慢してるんだー、な話を書きましたけどね。
別に痴漢したいのを我慢しているわけじゃないことは、わかってもらいたいなーと。

思うわけですよ。
週末の深夜に、オカズを1時間もかけて吟味していると。
ああ俺って、くっだらねー性欲に支配されてんなー、と。

30過ぎた辺りから、もう義務なんだか性欲なんだかわかんなくなっちゃいましたけどね。
使わないと衰えるっていうから、まあ、万が一に備えてトレーニングだけはしておこう、みたいな。

結局、予期せぬ相手に性的対象に思われることの「気持ち悪さ」はよくわかりませんでした。
ガチホモに尻穴狙われてる、の方がまだ想像しやすいかな。
結局、そういう事態への恐怖を感じているなら、相手が悪いとかどうとかは置いておいて、対策を怠るべきではない、っていう結論は変わんないし。
なぜ女性はああも無防備なのか。

とまあ、今日はこんなもんで。