愚者の能書き

愚か者が愚かなりに考えたことを記録する

健康診断を受診するために不健康になる


なんだお前、そんなくだらない話を聞かせるために書いたのかよ、と言われれば、そうだが? 何か問題でも? と開き直るしかないのだが。



明日、会社で(が?)加入している保険組合の指定するクリニックへ赴き、健康診断を受診しなければならない。
いや、それ自体はありがたいことだ。
この年々不健康になっていく身体に警告を発してくれる、良い機会だ。



が、しかしである。
これを受診するために、私は普段よりも1時間以上早く起きて、普段乗らない、クソの様に込み合うクッソみたいな電車にファッキン乗り込んで、ファッキン大都会新宿へファッキン向かわなくてはならないのである。

いやいやいや、どうして健康具合を測りに行くのに、普段より不健康なことをしなければならないのだ?
この削られた睡眠時間は確実に当日の健康状態に悪影響を及ぼすに違いない。
大体、そんな満員電車に乗り込ませて、痴漢冤罪で捕まったら会社はどうにかしてくれるのか?

実はもう何年も同じことを繰り返している。



毎年毎年、どうしてクリニックが開いた直後の時間帯に私の検診のスケジュールが組まれるのかというと、会社が名簿でもぽいと渡して機械的に日程が組まれた結果なのだと思う。
文句があるなら自分でクリニックに電話してリスケせい、という事なのだろうが、もういちいち面倒臭いので言われるがままにしている。
断じて電話で上手くしゃべれるかどうか不安だからという理由ではない。断じてない。ないったらない。



自分で変えられるチャンスをふいにしているくせに文句言うなよ、と書きながら思いはするのだが、しかし、社会人として、業務都合ならばともかく、個人のくだらない都合で一度組まれたスケジュールを覆すのはどうなのよ、とつまらない常識が私の脳みそを支配しているのも事実だ。



ああ、常識、くだらない。



私は、常識知らずは大嫌いだ。
しかし、常識破りは大好きだ。

当然知っているべきことを知らないのは大問題だが、知っていてその有効性を疑わしく思い、常識を守る以上のメリットを見出して常識を破るのには拍手喝采だ。



兎にも角にも、である。
明日私は、健康状態を調べに行くのに不健康な行動を取らざるを得ないのである。
これでは去年の結果より体重がなんぼか増えていたり、肝臓の数値や血液検査の結果、特にコレステロール関係が悪くても仕方ない。
ああ、そう、これは仕方のないことなのだ。



ん?
その分早く寝ろ?
そんなこと出来るわけないだろうが……。