【読後まとめ】ブログで成功するための9の鉄則
Kindle Unlimitedの対象だったので、読んでみた。
- 作者: ヨス,至道流星,架神恭介,泉和良
- 発売日: 2017/05/02
- メディア: Kindle版
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本書は、こういう本を手に取ってみるような、一般的なレベルより高いと思われる執筆能力を持つ人を対象としている、と謳っている。
そういう人に対して、ブログを始めとしたネットで成功を収めるために、一体どうすればいいのか。
それを本書で明かしていこうということだそうです。
本書は、上記サイトのチャット的な? 座談会というもので出た話題をまとめた本の第6弾らしいです。
テーマは『集客に繋がる創作・執筆術』。
以下、ふむふむなるほどなーと思ったところを抜粋して、コメントなど。
要約足りえないし、文章で説得力を担保もしないので、気になった人は自分で読んでください。
あくまで私の読書メモです。
結果として、あまり興味の無かった文章の収益化という、この本のテーマ部分が薄くなってしまったのは申し訳なく思う。
第一部 楽しみながら取り組もう!
- 好きなこと、得意なこと、熱く語れること。こういうのはいくらもで文章が書けるでしょ?
→大変残念なことに、僕は書けません。
執筆スキルが無いのか、大して好きじゃないのか。書くこと自体は好き、だと思うんですけども。
- 検索されやすい、需要のある記事を
- 自分が困ったことなら優良コンテンツになる
→これは前に誰かが書いてたのを読んだ気がするなあ。ヨッピーさんかな?
書こうかな、と思っている記事について検索してみて、欲しい情報がなかったら書く、みたいな。
最終的にPV数とかで広告収入を狙うなら、こういう差別化は必須なんだろう。
- わかりやすさは文章力によって担保される
→これはなんとも。
技術系の会社がコミュ力を重視して人を雇った結果、みたいな話になりかねないかな、と。
まあ、稼ぐことが目的なのだから、対象読者の前提として、ここは外せないのかもしれない。
- ブログ運営のキーポイント
- ブログは人に読まれる媒体
- 検索から来る人は情報を求めている
- 全てのページが入り口である
- ほとんどの訪問客はあなた個人に興味がない
- 読む人の既有知識には差がある
→技術系の記事なんかを漁っていると、強くそう思う。
あ、僕が書いているのは個人的な追及の結果であって、情報の共有が目的ではないので。
……なんて言っていつまでも逃げているから上達しないのだよアライさーん。
- 情報欲求に対する情報を与える過程で、読みやすさと書き手の主観を入れるのがポイント
→簡単に言うと、信頼できるAmazonのレビューのことだと思う。
こういうのが欲しいなと思って商品のページに来て、そうそう、こういうユーザー目線の情報が欲しかったんだ、っていう事なんじゃないかと。
第二部 続けることが一番大事
→んー、興味ねっすわー(なんでこの本読んだ!?)
- 多くの人は努力というものをしないので、ちゃんと努力するだけで、人より一歩秀でることができるかも?
→はい、すいません。
でもあれだよね、学生の頃の勉強や運動は努力して当たり前、しない奴は堕落の象徴、落伍する、という建前の下、みんな頑張ってるけど、社会人になった途端、努力する人減るよね。時間が無いから失敗できなくて、失敗してる時間ないから正解や効率を求めて、結局最終的にはそういう情報を手にしただけで満足して、実際に実行する=努力することはものすごく減っちゃう。……俺だけじゃないよね?
好きなものがマニアック過ぎる場合は、好きなものの中で範囲を広げてみるのもアリ
量も大事、クォリティも大事。
- 1週間に1本、検索で読まれるようなクォリティの高い記事を
- 他の日は時間をかけずに書ける内容のものを
- アクセス解析して、検索数が多いようならリライト、というのも手
→なるほどー。
一時期、ニュースなんかの感想文で書き散らしていたことがあったけど、全く検索はされていなかったなー。
ネタ元選びの悪さっていうのはあったと思うな。まあ、書いた文章自体が意味不明の書き散らしだった、というのもあると思うけども。
- ブログタイトルは本人が愛着の持てるものを
→実は持っているブログのタイトル、みんなテキトー過ぎる、変えたいなあと思っていたのです。
なるほど、僕のファンなんかいないんだし、思い切って変えてしまおう。
- googleには画像の凄さは伝わらないので、文章をしっかり入れる
→画像検索もそうか、文字で引っ掛けてるのか。
第三部 諦めた時点でサイト閉鎖である
- 作家志望者の多くは、実は書いてもいないし、情報を調べようともしていない
- 多くの人は努力をしないので、調べる人は少ないし、ましてや調べた情報を実践する人はもっと少ない
→耳の痛い話。
自分の場合、これは小説の創作に限らなかったけれども。
失敗が怖いとかでもなく……いややっぱり怖かったのかな、踏み出して現実を見せつけられるのが。
- ブログの種類
- お役立ち情報を発信する「情報ブログ」
- 地域情報を発信する「地域ブログ」
- ITやトレンドを発信する「NEWSブログ」
- 個人の意見をぶつける「オピニオンブログ」
- 自分の日常をつづった「日記ブログ」
- 自分の作品を公表する「作品ブログ」
- これらをごちゃまぜにした「雑記ブログ」
→安易な分類はどうかと思うけど、少なくとも記事の中での目標、統一性は持つべきだよね。
ブログで成功するための9の鉄則
→上にほとんど挙げたと思うけども、それをここで改めて列挙するのは、著作者の利益を損なう行為だと思うので、改めてここで列挙するようなことはしない。
ので、ちょっと別の話をする。
本書で言うところの「ブログで成功する」というのは、マネタイズに成功する、高い収益を上げる、ということを指している。
正直、それが成功なのか、というズレは感じている。
おかげで、本書でのテーマに一番切り込んだ部分であろう、第三部の内容紹介がすごく薄くなってしまった。
まあ、その部分の議論はどうでもいい。
気になるのは、9の鉄則というのが、何の検証もない、座談会のパネリストたちの意見をまとめたものだということ。
たったこれだけで、一般化して鉄則などと言って良いものやら。
もちろん、上述した通り、本書を通じて得たものはある。
ただ、これが正しいのかどうか。
ああ、もしかしたらこれこそが、望んでいるのに努力や実践をしない輩、なのかもしれない。
疑うなら、それこそ自分で実践して検証すればいいのだ。
以上。