愚者の能書き

愚か者が愚かなりに考えたことを記録する

かくて年は暮れ、私はまた一つ歳を取る

凝っているのだかいないのだかわからない、ツーリング中の一枚を加工した年賀状を作り終えたのが午前6時。
あまり眠くないなと思いつつも布団に入り、気がつくと11時だった。
仕事納めと同時に風邪をひき、床払いをしたのが一昨日のことなので、例年よりはるかに短い時間で製作した年賀状は、一晩経ってもそれほど酷い出来とは思わなかった。

弟に声をかけられて、録り貯めたドラマの消化を始める。
完全上から目線でプリンターの間違った操作をレクチャーする父と、思春期の倍は生きたはずなのだがその頃と変わらぬ冷たくも徹底的に論理的で嫌味な反応を返す弟を尻目に、私はテレビ画面に集中する。
ちなみに弟は何かしながらでも普通にドラマが観れているらしい。

今日観た中では、やはりDr.Houseが一番面白かった。
ERも好きだったが、あれは遊びの要素が少なすぎるのと、後半のエピソードが重すぎて最後まで観ることができなかった。
今もHDDには最後の2シーズンが塩漬けされているが、恐らく観ることはないだろう。

昼食を食べ、残っていたアンダーザドームを見終えると、弟は出かけて行った。
ふむ、兄とは違って弟はリア充様のようだ。
夕飯は要らぬと出て行ったのだが、外から軽い排気音が聞こえてきたので、足は10年選手のカブのようだ。
まあ、週末続けて飲んできたばかりだから、今日はアルコールなしなのだろう。

さて、順調に年賀状作成も終えたことだし、私も着替えて出掛けることにしよう。
実は今まで、寝巻きにフリースを着ていただけだったのだが、文字の上ではどうでもいい話だ。
誰に会うわけでもなし、かなり適当に身支度を済ませると私は玄関へと向かった。

ない。
所定の置き場所に、私のヘルメットがなかった。

……そうか、弟が被って行ったのか……。
しかし、メットが無いとなると……。

「手袋借りてくって」

母に尋ねてみたところ、やはり私の防寒手袋はメットと同じく弟に持ち去られたらしい。
メットは代わりがあるからいいのだが、手袋は代わりがない……。

走り納めをしようと思っていたのだが、仕方あるまい。
寒いし。
病み上がりだし。
……メットと手袋も無いし。

かくて私はこうしてしばらく更新していなかったブログを、かなりどうでもいい話で埋めている。
今年最後の(たぶん)記事がこんなものでいいのだろうかとは、多少思った。

だが、このgdgd具合こそが今年の私を一番的確に表しているのではなかろうか。

どうせ年明けには今年の抱負的なものを語ったりして、語っただけで満足して同じような一年がまた始まるのだ。
なら、徹頭徹尾gdgdで何が悪いというのか。